施術におけるこだわり

人の身体の60%は、水分です。

なので、体内の水の流れを意識しないことには、タイ古式マッサージは時として身体にとって負担のかかる施術となってしまいます。

私のタイ古式マッサージの施術は、その水分の流れにかなり気を配って施術しています。

例えば身体に通う水分を川に例えるとすると、川の流れをせき止めて開放すると水が一気に流れ出ます。

もし、川を急にせき止めて急に開放したとします。
そうすると、止めるときも開放するときも水しぶきがあがります。
川の場合は、水しぶきを上げて余分に加わったエネルギーを散らしたり逃したりすることができますが、身体の中ではそのエネルギーを逃がすことができません。

マッサージの圧で加えたエネルギーは、余分な分も全て身体を巡り、これが重なってくると少なからず負担となっていきます。
(タイ古式マッサージの一部の技は、このように血流をせき止めて開放し、一気に流すことにより血行を促進させる技があり、その技は省きます)

ですので、水分の流れをしっかり感じながら(さすがに見ることはできませんので)施術します。
圧は加えるときも大事ですが、抜くときも同じくらい大事で、次の圧との時間差も大事。
焦らず入れて、焦らず抜いて、焦らずに待つ。
この繰り返しです。

ストレッチするときも、ゆっくり、焦らず。

タイ古式マッサージに限らず、オイルマッサージでも同じこと。

この感覚はたぶん、私がもともと競泳選手だったこと、そして石垣島に在住していた時に、毎日のように海でシュノーケルしていて、だいたい水の中にいることが多かったことから生まれた感覚なのかもしれません。

今回も、読んでくださって、ありがとうございました。

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